どうもシュモクザメです。
みなさん、一人暮らしの部屋にホームシアターあったらカッコよくないですか?
他の人の部屋とも差別化できますよね、珍しいですし。
今回は僕の賃貸クソ狭部屋にホームシアターを作った際に発生した問題点や解決策、そしてかかった合計金額をまとめて記事にしました。


部屋が狭いけど大画面で映画が見たいと思っている人たち、興味がある人たちは必見の記事です!是非最後まで読んでください!
ホームシアターとは?
まずホームシアターというのは、自宅に映画館のような環境で映画を見る設備を整えることです。
具体的には
- 大画面(プロジェクターやテレビ等)
- 音響設備(複数chスピーカー、サウンドバー等)
を揃えることですね。

今回は賃貸の狭い部屋にプロジェクターで大画面を映すということに重きを置いて記事を書いていきます。

えっ 筆者は六畳の部屋ってクソ狭くね? しかもワンルームってことは他の家具も置いてあるハズだし尚更大画面なんて無理そう…
って思いますよね?大丈夫です。
僕の部屋は六畳1Rですが84インチのプロジェクター設備があります。
とりあえず問題点から挙げていきましょう。
狭い賃貸の部屋でホームシアターを作る際の問題点
プロジェクターとスクリーンの距離をとれない問題
まずは距離の問題です。
基本的にプロジェクターはスクリーンまでの距離と、投影される画面の大きさが比例します。

具体的な数値として僕の部屋のプロジェクターの場合
スクリーンまでの距離 | 投影される画面サイズ |
1.4m | 45インチ |
3.0m | 84インチ |
5.7m | 200インチ |
このような感じです。
せっかくのホームシアターですから大きな画面を出したいですよね。そうなると距離が必要なのですが、狭い部屋だとその距離を確保するのが難しいです。
部屋の端から端までいっぱいに使う必要があります。
プロジェクターを置く場所問題
仮にある程度距離が確保できたとしてもプロジェクターの置く場所も考えないといけません。
まず一般的なプロジェクターのレンズから出る光は以下のように進んでいきます。

つまりスクリーンの下端もしくは中心にプロジェクターを設置する必要があります。
もちろんそこからずれた場所(例えば下)から照射して、台形補正を使うことも考えられます。
しかし台形補正を使うとピントが少しずれてしまう場所ができてしまうのでなるべく使いたくありません。特に格安プロジェクターだと台形補正がしょぼいので尚更使いたくありません。
てことでプロジェクターの高さを合わせたいのですがスクリーンと同じ高さにするのは難しいですよね。賃貸だと高さのあるテーブルも置いていないと思うので。
置く場所に関しては天吊りで解決できそうだけど…
上記の問題を解決する案として天吊りが考えられます。
天吊りとは以下のような設置の方法です。


学校とかでよく見るやつだ
そうですね。天井から取り付け金具でプロジェクターを吊るす方法です。下のスペースも有効活用できますね。
この時プロジェクターは逆さまになっていて、それに合わせて映像も逆さまに投影します。
これだと簡単に高さを合わせれそうですが…
賃貸では基本的に天吊は不可能です。
まあそうですよね、取り付け金具を天井に取り付ける際に穴を開けてしまいますから。
スクリーンの設置問題
最後の問題点です。まずスクリーンには大きく3つのタイプがあります。

壁掛け型、壁貼り型、自立型の3つです。
スクリーンは割と重いので壁掛け型だとどうしても壁に大きく穴を開ける必要があるので賃貸だと厳しそうですね..
壁貼り型はマジックテープで貼ればいけるやん!って思ってて実際一時期使ってたんですがやっぱりスクリーンが重いので剥がれがちです。(映画見てる途中に剥がれたらガチで萎える)あとやっぱりシワがつきやすいです。
自立型は置く場所の床の確保が必要ですし、大きいものになると収納にも困ります。
解決策(僕の部屋のホームシアターの紹介)

いや問題だらけで草
ほんとそれ。
まあ試行錯誤した末にできた僕のホームシアターを紹介していきます。
今回使っているプロジェクターについて記事を書いたのでこちらもどうぞ↓
間取り
とりあえず部屋の間取りから

部屋が正方形ではなく長方形になっています。
なので画面をなるべく大きくするため長辺のほうを使ってプロジェクターとスクリーンを設置することにします。
ベットの位置と、窓の場所の関係から以下のような感じで設置する計画を建てました。

プロジェクターの設置
ベット側に置くことになったのですが、ベットにプロジェクターを直置きではスクリーンの下端の高さに足りておらずそもそも流石に普通に置いたら不安定ですよね。
そこで擬似的に天吊りをすることにしました。

いやいや、天吊りはきついってさっき言ってたやん
はい、天井はいじれないので考え抜いた結果…
突っ張り棒をつかってプロジェクターを宙に浮かせました。
見た方が早いと思うので以下の画像をどうぞ

どうなっているかというとまず長方形の部屋の短辺の方向に2本の突っ張り棒を突っ張っています。(ベッドの上)
(↑僕が使っているプロジェクターです。)
その突っ張り棒に結束バンドでニトリで買ったカゴを固定して、そこにプロジェクターを上下逆さまにして置いています。


おおなるほど、これなら壁天井を傷つけずに天吊りと同じ状態にできるな。
でもそんな長くて耐荷重のある突っ張り棒って存在するんか?
それが意外と存在するんです。僕もAmazonで調べていて初めて知りました。
今回使っている突っ張り棒は幅170~280cmで耐荷重が30~8kgあります。
それを2本使っているんで1年半程度設置していますが落ちる気配は今のところ0です。
仮に落ちても下はベットなので大丈夫そう。
突っ張り棒を部屋の端から端に張れるのは狭い部屋の特権ですね。
これで置き方も安定して距離も確保できたのでOKです。
スクリーンの設置

スクリーンもプロジェクターと同じ感じで突っ張り棒使えば壁掛け型のやつを吊るせばクリアやん!
と、思いましたが実はスクリーンって結構重いんです。流石に8kgもないとは思いますが落下するリスクと、できる限り壁などに沿わせるように設置しないとスクリーンが揺れてしまいます。
でもやっぱり収納性やシワの少なさから壁掛け型が良かったので…
LABRICOで柱を立てることにしました!!

ん?LABRICOって?
LABRICO(ラブリコ)は1×4材や2×4材という木材の両端に取り付けて垂直に突っ張らせて柱を立てることが出来るようにするモノです。
↓こんな感じで柱を立てることができます。

もちろんこの柱は自由に穴を開けたり棚受けをつけたり出来るのでこの柱を利用してスクリーンを吊るします。
僕の場合は1×4材を2本LABRICOで柱にしてそこに床に水平に棚受けを設置してその上にスクリーンを掛ける「よーと」と呼ばれる金具を取り付けた木材を置いています。


スクリーンはイーサプライの手巻き式の壁掛け型84インチのものです。
(Amazonには売っていなくて公式サイトの通販で購入しました)
これで全ての問題が解決しました!
(↑紹介した「よーと」の一例です)
実際に使ってみての感想
サウンドバーはJBL製のものを適当に買ってみました。当時1万円くらいのやつです。
(↑僕が買った時より新しいモデルになって少し高くなってますね…)

うーん、良い
84インチの大画面を管理近い距離から観れるので迫力が違いますね。
これは1万円くらいの格安プロジェクターなので画質は720pぐらいですが、FullHDや4Kのプロジェクターだともっとエグいでしょうね。まあ今の画質でも十分満足できます。
しかも映画に限らずなんかをプレゼンする時にも使えます。
かかった金額とまとめ
ザーッと今回かかったホームシアター構築の費用を計算してみました。
- プロジェクター ¥11000
- スクリーン ¥10000
- サウンドバー ¥10000
- 突っ張り棒x2 ¥3000
- LABRICO(1×4用)x2 ¥2000
- 1×4材+木材 ¥500
- よーと金具 ¥300
と、合計約¥37000と格安でホームシアターを作れました。
学生の僕からしたらかなり助かる値段です。
もちろん本当にちゃんと作ったものには劣りますが、感想でも述べたように普通にこれでも満足できます!
部屋が賃貸で、狭くて、お金がかかりそうで、といったことでホームシアターを諦めている人がいれば是非参考にしてみてください!
ではまた次の記事でお会いしましょう。
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